リネンカーテン

毎日手ざわりがいいものに触れていると嬉しくて元気になります。
手のひらは、心地よいものを判別するセンサーのようです。

子どもたちの手のひらに何を触れさせてあげようかと考えたら
カーテンはどんなものを選べばよいかが見えてきますね。

手のひらはくらしのセンサー

手のひらは体の中で様々なものに一番触れる部分なのかなと思ったら、この手のひらを、家族の手のひらを大切にできているだろうかと考える。

生まれたての赤ん坊は誕生して初めてこの世界の空気に触れ人の体温に安堵感を覚えます。
布団のシーツの感触にも、目や耳の形、足の指、手の指、まずは自分のからだに触れてかたちを知る。
抱きかかえてくれる人が着ている服の質感。
沐浴の心地よい温度。
少し大きくなって、その手のひらで小さな虫の命の動きを感じ、雪の温度や湿った土の温度、雨の雫、海の潮風、山の肌、生きる環境全てに触れていく。
ずいぶん大人になって、変わらずその手のひらで食事を作り、かばんの重み、新しい家族の小さな命の重み、そして、人生の最後には、家族の手を握るのかもしれない。

手のひらはくらしのセンサーです。

手のひらにどんな記憶を残してあげようか、と思うと、必然とどんなものに囲まれて暮らすか、を考えることになって、その果てに、家族に触れさせたいものが何か、についてもちゃんと考えて選ぶようになります。

「うちのカーテンがいちばん好き」をつくることができたら、その後どんなものに出会っても、「うちのカーテン」が基準となって物事を選択していけるでしょう。